個人向け部品加工依頼の専門ページ

有限会社平野製作所では、個人様でも部品加工の依頼を受け付けております。

1個から数万個といった量産まで可能。


  • 金属・樹脂の切削加工
  • プラスチック製品の量産成形(射出成型)
  • ゴム・シリコーン製品
  • 海外からの部品調達


このページでは、個人の部品加工依頼が断られてしまう理由なども含めて記載しています。

個人向け部品加工依頼が上手くいかない理由

部品加工の仕事をしていると、個人のお客様から
「こんな部品が欲しい」「こういう形のものを作りたい」
というご相談をたくさんいただきます。

しかし、いざお話を伺うと多くのお客様が共通して抱えている悩みがあります。
それは “図面がない” ということです。

なぜ図面が必要なのか?

私自身、この業界に入る前は「こんな物があれば便利だな」と思えば感覚で日曜大工をしていました。
けれど、何度も失敗し、途中で挫折することが度々ありました。

その理由は後になってわかったのですが、
“頭の中のイメージを形にする図面”が無かったから なのです。

車も飛行機も家具も家も、すべて図面があります。
図面があるからこそ、技術があれば誰でも同じものが作れるのです。

つまり図面とは、
・形
・寸法
・素材
・精度
・必要な機能

など、加工に必要な情報のすべてを伝えるための道具です。

加工業者にとって図面は、
見積りをするための基準であり、加工方法を決めるための地図でもあります。

個人依頼でよく起きる問題

ただ、個人のお客様からのご依頼では、

  • 図面がない

  • 図面が描けない

  • そもそも何を書けばいいのかわからない

といったケースが非常に多いのが現実です。

加工屋としてはサポートしたい気持ちがありますが、
1件1件ヒアリングして図面を起こし、さらに見積りまで行うとなると
どうしても多くの時間が必要になります。

また、図面を描いた後に見積りをすると
「思っていたより高い…」
と驚かれ、ご依頼に至らないことも少なくありません。

ホームセンターやネットで売られている製品価格を基準に考えてしまうと、
ワンオフで金属加工した場合の価格とのギャップに驚かれてしまうのです。

単品加工の場合、たとえ手のひらサイズの部品でも
数千円〜数万円になることは珍しくありません。

“図面だけ描いて終わり”が続くと、双方にとって不幸になる

図面作成には、加工と同じくらいの手間と専門知識が必要です。
もし「図面作成だけ」を何件も行うことになると、
加工業者としては時間だけを取られてしまいます。

また、お客様にとっても
「加工しなかった図面代」を請求されれば気持ちのよいものではありません。

だからこそ、私たちはできる限り
“図面はお客様自身にも簡易的に描いてほしい”
と考えています。

完璧な図面でなくて大丈夫です

専門的な製図である必要はありません。
むしろ、下記のような情報がわかれば十分なのです。

  • 大まかな形が分かるスケッチ(手書きでOK)

  • 主要な寸法(mm単位で)

  • 素材(アルミ・鉄・ステンレスなど)

  • どこに使う部品か

  • 特にこだわりたいポイント(強度・精度・重さなど)

この程度の情報があるだけで、
見積りも加工方法の検討も一気に進めやすくなります。

あなたの「作りたい」を形にするために

私たちの目的は、
“あなたのアイデアをしっかり形にすること” です。

そのためには、まず少しだけ準備が必要です。
図面(もしくは手書きの簡単なスケッチ)を用意していただくことで、
お問い合わせから完成までがスムーズに進みます。

難しい技術や知識は必要ありません。
あなたのイメージを、紙に落とし込むところから始めてみてください。

部品加工を依頼するときの “図面の基本” はこれだけでOK

部品加工で最も大切なのは、部品の形と寸法を正確に伝えることです。

そのために必要なのが “図面” ですが、難しい専門技術は一切必要ありません。


図面の基本はとてもシンプルで、

「前・後・左右・上下の6方向から見た形に分けて描く」

これだけです。


3Dのように斜めから見た図(アイソメ図)を描いてくださる方もいますが、斜視図だけでは寸法が読み取れず、実際の加工に必要な情報が不足することが多いのです。

「図面は難しい」という思い込みは捨てて大丈夫です

こんな言葉をご存知でしょうか?

すべての形は、丸・三角・四角の組み合わせで描ける

よく観察してみると、本当にほとんどの部品は
○(丸)、△(三角)、□(四角)
の組み合わせでできています。

この考え方を取り入れると、
「複雑そうに見える形も、分けて描けば意外と簡単」
だと気づけるはずです。

厳密な製図ルールは気にしなくてOK

図面にはJIS規格などの製図ルールがあります。
しかし、個人依頼の場合、そこまで厳密に守る必要はありません。

図面は”言葉”と同じで、多少表現の揺れがあっても、
ニュアンスを読み取ることができます。

「これは書き間違えかな?」というのは、
現場のプロであれば大抵判断できます。

つまり、
“正しく伝わる” ことの方が、綺麗に描くことよりも大切
なのです。

手書きで十分。むしろ手書きが一番伝わることもあります

  • ノートに鉛筆で描いた手書き

  • スマホで撮影したスケッチ

  • メモ書き+簡単な図形

これで十分図面になります。

大事なのは、
「どのような部品なのか」が相手に伝わること
ただそれだけです。

描くコツ①:形をパーツに分けると簡単になる

  • 部品を見たとき、

    • 丸い部分

    • 四角い部分

    • 斜めの部分

    のように、形を要素ごとに分けて描くと、とても描きやすくなります。

    参考画像のフランジ部品も、
    “円盤”+“筒”+“角度のついた面”
    を組み合わせて描いているだけです。

描くコツ②:寸法は「どこからどこまで」をはっきり書く

  • 図面で一番大切なのは寸法です。

    多くの個人依頼で共通する問題が、

    形はそれっぽく描けているが、寸法が書かれていない
    もしくは寸法が曖昧

    という点です。

    寸法を入れるときは、以下を意識すると一気に”図面らしく”なります。

    • 円:中心がどこかを書く

    • 直線:始点と終点の位置を書く

    • 半径・径:R / Φ のどちらが必要か意識する

    • 厚み:どの方向の厚さかを明示する

    • 穴の数・位置:中心線を使うと伝わりやすい

    特に、
    円や穴の中心位置の寸法
    全体の縦横高さの寸法
    は必須です。

間違っていても大丈夫。描くことが第一歩

  • 図面が苦手な方の多くは、
    “描き始めるのが怖い”
    という理由で手が止まっています。

    しかし、図面は間違っていても問題ありません。
    むしろ、間違っていても情報があればこちらで修正できます。

    大切なのは、
    まずは描いてみること。寸法をできるだけ書くこと。

    それだけで、スムーズに見積り・加工まで進めることができます。

手書き図の「OK例/NG例」

OK例(加工屋が理解できる図)

  • 前面図・上面図・側面図の3方向の図がある

  • 主要寸法(外径・内径・高さ・穴ピッチ)が書いてある

  • 手書きでOKだが、寸法線が「どこからどこまで」を示している

  • 円の中心がどこにあるかわかる

  • 穴の位置が均等・等配かどうかが書かれている

  • 「材質:アルミ A5052」「用途:バイクのステー」など情報がある

これだけあれば十分に見積り可能です。


NG例(加工不可・見積り不可になる図)

  • 斜めから見た3D風スケッチだけ

  • 寸法がほとんど書かれていない

  • 高さ方向の寸法が無い

  • 円・穴の中心位置が不明

  • 「だいたいこんな感じ」だけのもの

  • 材質が不明

  • 図が1方向だけ

  • 穴の数だけ書いてあって、位置の情報が無い

このような図では見積りも加工もできません。
追加のヒアリングが必要になり、依頼者にも加工屋にも負担が増えます。

加工に必要な “最低限の寸法” 一覧

以下の寸法が書かれていれば、ほとんどの部品見積りが可能です。

全体寸法(必須)

  • 全体の幅

  • 全体の高さ

  • 全体の奥行 or 厚み

円モノの必須寸法

  • 外径(Φ○○)

  • 内径(Φ○○)

  • 円の中心位置

  • 厚み

  • テーパー角度(ある場合)

穴の寸法

  • 穴径

  • 穴の個数

  • 穴の中心位置(基準からの距離)

  • 等配(P.C.D)の場合は「Φ○○の円周上に○個」

面取り・角度・斜面(必要な場合のみ)

  • 面取り:C1/C0.5 など

  • 角度:30°、45°

  • テーパーがある部分の始点と終点

材質

例:

  • アルミ(A5052 / A2017)

  • 鉄(SS400)

  • ステンレス(SUS304 / SUS316)

使用用途(分かれば)

例:「バイクのステー」「農機具の修理部品」「工作用」
用途で必要精度が変わるため、加工工程の判断材料になります。

加工見積りの受付方法について

加工見積り・相談については基本的にメールにて受けつけております。

御相談の際には必ず氏名・住所・連絡先を明記願います。それら明記されていない御問い合わせについては、返信しかねますのでご了承ください。

お問い合わせは info@hirano-s.jp までお願い致します。

見積り依頼・相談を受け付けられないケース

個人のお客様のご相談も随時受け付けております が、内容によっては対応が難しくなることも多いです。
例えば、既製品の部分加工などはどうしても高額な製品への追加工となる場合もあります。
失敗するリスクも考えないといけませんし責任が取れないこともあるので基本的にはお断りしておりますのでご了承ください。

見積り依頼や加工相談を個人様から頂くことが多いですが、返答に困るメールも多々あります。

内容が理解し難い問い合わせについては、返答できかねませんのでご了承ください。


例えば

  • 写真を添付して「こんなのつくれますか?」の一文のみ
  • 名前も連絡先も不明な問い合わせ
  • 材質が何か?数量はいくつか?どんな大きさか?も分からない内容
  • 明らかに冷やかしと思える内容


他にもあるかもしれませんが、基本的にメールを送信する前に「相手に伝わるかどうか?」を意識して送って頂けると幸いです。


個人様の部品加工例については、個人向けサンプル例のページをご覧ください。  

出来る限り、短納期にて対応できるように心掛けておりますが、場合によっては2週間以上程度お時間を頂くこともございますので、予めご了承ください

【注意事項】

初回取引においては、加工品と代金の引き換えを弊社で行う場合を除き、金額によっては先に代金を頂くことがありますのでご了承ください。

2回目以降のお取引の場合は、加工品の納品後の支払いで対応させて頂きます。

代金の支払い方法について

見積り金額等に問題がなければ、代金は銀行振込にてお願いしております。

※現金を封筒やレターパックに入れて送付することはご遠慮ください。(法律で禁じられております)


お振り込みは下記の口座にお願いします。(振込手数料はお客様負担)

大阪シティ信用金庫 

国分支店 

口座番号:5777718 

名義:有限会社平野製作所 代表取締役 平野暁彦 (ユウゲンガイシャヒラノセイサクショ ダイヒョウトリシマリヤク ヒラノアキヒコ)

領収書について

弊社に現金を持って来てお支払い頂いた場合は、必要に応じて領収書をお渡しします。

銀行振り込みをして頂いた場合は、領収書の発行は対応しておりませんのでご了承ください。

会社所在地(本社)

〒582-0015

大阪府柏原市大字高井田1288-5
TEL:072-977-6161
FAX:072-977-6160

詳しい会社概要はこちら

営業担当

【加工部品系担当】

川西090-7525-9459

mail : chikara19771011@gmail.com


ケミカル部門担当

稲田090-4868-7449

mail : inada.hiranoss@gmail.com

尼崎営業所

〒661-0953 

兵庫県尼崎市東園田町3丁目31−12 

シェークスピア園田202号室

TEL:06-4950-6933

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営業・技術担当

営業担当

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雑誌【戦略経営者でインタビューを受け、記事掲載されました。ホームページの効果などを語っています。

有限会社平野製作所 平野暁彦

ビジネスタイムズで代表の仕事への想いや、若者へのメッセージが掲載されています。

ラジオ出演

弊社代表が地域色彩のラジオに出演しました。(2025年4月)

代表になるまでの背景やこれからの想いなどを語っています。

画像をクリックするとラジオの音声が流れます。

地域色彩ラジオ出演レポについてはブログ記事【出演レポ】で紹介しています。


地域色彩

多彩な地域の「色」を未来に繋げることを目的とした地域創生xインタビューメディア

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2025年10月 横浜での展示会に出展(横浜ロボットワールド)しました。

多くの方に来場頂き感謝!!

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