切削加工の量産品と言っても様々です。

バーフィーダー、チャッカーのように自動で材料供給しながら加工していくのか。

あるいは、ブロック素材や鍛造品あるいは鋳造品を１つ１つ人の手もしくはロボットでマシニングセンタにセットして削り出すのか。

完成品の形によって、どのように対応するかを変えないといけない点がコストバランスを考えるうえで難しいところです。

量産品で最も悩むのがコストだと思います。

量が多いので単品物と比べると単価が安くなるのは当然でですが、コストだけを追求するわけにはいきません。抜き取り検査をして良品を出さないと納品後に大量の不良品が発覚した・・・という事態に陥っては最悪です。

検査方法も３次元測定するのか、画像測定するのか、ノギスやマイクロメーターで測定するレベルなのか。

できるだけコストを抑えるのであれば、検査方法もできる限り簡易である必要があると思いますが、製品の要求精度によってはそうもいかない場合があります。

いずれにしても、１つ１つの悩みに対したベストアンサーを求めて量産切削加工においても対応致します。

弊社が得意とする量産切削加工の１つにブロック素材からの削り出しがあります。

素材の種類はアルミやステンレス、真鍮などの非鉄金属、SS400やS50Cなどのスチール材です。

基本的には、熱処理の無いものが得意です。

数量は数十個～数百個程度まで。

バーフィーダーを使った量産切削も対応しております。

小径のピンなどであれば、数百～数千個、あるいは数万個まで。

金額は形状や大きさにもよりますが、数十円～数百円くらいのものが多いです。

ブロックから削り出すために加工治具を作ったりしないといけないような部品だと、日本国内製よりも圧倒的に安く製品を提供できる場合があります。

他にも、熱処理や研磨があるような部品もかなりのコストダウンになる可能性があります。

加工工程が多いものは、どうしても面倒になりますが海外製を利用することで解決するお手伝いをしています。

→ 海外製の製品事例