大阪府柏原市高井田1288-5
[営業時間]
8:30~18:00
[定休日]
第2・3土曜・日曜・祝日
フライス加工は被切削材をバイス(写真1)やマグネットチャック(写真2)で固定もしくは、機械のテーブルにクランプして固定して切削することが多いです。
写真1
写真2
旋盤加工品の丸材の場合はチャックを仕様する場合もあります
加工をするにあたり、座標を決める必要があります。
その時に仕様するのが“芯出しバー”(右写真)です。
先端部分をずらして600回転/分程度で回転させて使用します。
他にも、タッチセンサータイプの物など種類はいくつかあります。
数が沢山ある場合などは、一つ一つ芯出しをすると手間がかかるので、右写真のような“当り”(自社作成品)を使用することがありますテーブル等に“当り”を固定しておけば、材料を固定する位置が決まるので加工が楽になります。
高さ調節には、ハイトゲージを使用します。
ハイトゲージにもブロックのもの(右写真)や、ダイヤル式のもの、センサータイプのもの等が幾つかありますが、場合によっては刃物を回転させ、削り取ってしまう部分に直接当てて調節することもあります。
フライス加工ではフェイスミルやバイト、エンドミルで品物を多様な形に削ることができます。
簡単な加工から加工手順が重要となる加工まで様々ですが、基本的に品物を固定して、刃物を回転させて切削することは共通しています。
時には“治具”を用いて加工しないと難しいものがあります。
バイスでは上手く固定できないような品物の場合は、それを固定する部品を作り、そこに固定したりして切削します。
治具例
治具を用いて作成した製品例
穴あけ加工はドリル、リーマ、ボーリング加工などがあります。
穴の交差が必要な場合はリーマやボーリングを使用します。
ドリル加工
ボーリング加工
変則的にはヘリカル加工と言われる方法で穴(ポケット)を加工することもあり、特に貫通ではなく、止まりの穴(ポケット)の加工をする場合に多く用います。ヘリカル加工は刃物を回転させながら螺旋状に切り込んでいく加工です。
その他にも、三次元加工をすれば簡単な電極なども作れます。
また、市販のエンドミルなどではなかなか思うように加工できない形状がありますが、その時はエンドミルを砥石で成形して使用することで対処しています。